《農と自然の研究所からのお知らせ》
《NPO法人農と自然の研究所解散》
農と自然の研究所は、去る3月13日に東京で、4月17日に福岡で、解散総会を終えて、約束通り使命を果たして解散しました。10年間ありがとうございました。これまでやって来たことは、
「農と自然の研究所があった」という書物にくわしくふり返っていましたが品切れになりましたので、近いうちに内容をここにアップします。
代表理事宇根豊からのあいさつ
百姓を中心としたNPO農と自然の研究所が2000年5月に生まれました。そしてこの4月に10年の使命を終えて解散しました。百姓仕事が(決して農業技術ではありません。念のために)生み出す、カネにならない世界を、掘り起こし、表現し、評価するためのしくみづくりに賭けた十年でした。この間に、42冊(点)の新しい顔をした出版物(表現したもの)を、この世に13万部も送り出してきました。すべてが農業観と自然観の転覆のための使命を静かに抱いて、今後もこの国で生き続けいくでしょう。その使者たちを、まるで追いかけるようにして、三冊の本も書きました。
百姓仕事は自然をつくりかえます。その自然に百姓仕事は支えられています。したがって百姓仕事は自然を守る責任を負っています。これが農と自然の関係の本質です。したがって人間(国民国家も)と自然の関係も、この上に成り立っています。人間と自然の関係を、外側から見るとこう見えます。ところが、この関係を内側から見るとどう見えるでしょうか。それを明らかにする前代未聞の営為に、農と自然の研究所は十年をかけました。私たち夫婦も人生の最後を日々を賭けました。
いまさら、その内実をくりかえしたりはしません。ぜひ、まだ在庫がある出版物に触れてください。
今後の農と自然の研究所
今後は、活動は終息しましたが、この世に送り出してきた出版物は、まだ在庫がありますので、当分の間販売を続けますので、早めに注文してください。
《最後の出版物》
研究所の10年間の歩みをまとめた「農と自然の研究所があった」を出版しました。42点の出版物の写真、農と自然の研究所がつくりあげた、16思想などを134ページにまとめた力作です。(500円)
次に、会員から寄せられた「ただの風景」の写真と「生きもの語り」を編集した「生きもの語り・ただの風景」87ページを出版しました(400円)
さらに「田んぼの生きもの全種リスト・改訂保存版」を出版しました。旧版の種を198種増やし装幀と製本を豪華に保存版としました(2000円)
研究所の出版とは別に、代表理事の宇根豊が、この十年の成果をさらに広げるために、「3人娘」を公刊しました。こちらのぜひお読み下さい。
上の娘「風景は百姓仕事がつくる」築地書館
中の娘は「農と自然の復興」創森社
下の娘は「農がそこにいつもあたりまえに
存在しなければならない理由」北星社
これらの6点の出版物は、このホームページの
「出版物の紹介」コーナーで注文できます。
おしらせ 画期的な生物指標・8万部突破!
子どもたちにこのイラストを見せながら、語りかけます。「きみは、何のためにごはんを食べているの?」子どもたちは答えます。「元気で生きていくため」と。そこで私は提案します。「時々は、そういう気持ちはきっぱり捨てて、今日はオタマジャクシ30匹を育てるために、一杯のごはんを食べよう、と思って食べてごらん」子どもたちは「そんなの無理だ」と言います。「でもね、おじさんの田んぼでは、稲一株のまわりで、オタマジャクシは11匹もいるんだ。もし君たちが一杯のごはんを食べないなら、ごはん一杯は稲3株分だから、稲3株が育つ田んぼがいらなくなるよね。そうすると稲3株と一緒に育っていたオタマジャクシは生きる場所がなくなって死ぬよね。」そこで私は「でもごはんを一杯食べると、オタマジャクシ30匹が育つ田んぼが必要になって、オタマジャクシは元気に生きていけるよね。」(データは2001年に会員が行った全国調査の平均値です)と言います。
このような世界をイラストで表したこのグッズが、なぜ爆発的に売れているのでしょうか。田んぼのさまざまな生きものとごはんの関係をイラストで表現したものが、農と自然の研究所の出版物では、珍しく?大ヒットを続けています。図柄は下の写真です。A4版の下敷きと、おもてだけのA1版のポスターがあります。この不思議な「生きもの指標」はいずれも、1部200円です。(送料250円・10枚以上は無料)
申し込みは、当研究所まで。
おもて う ら
